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放射線科


私たち放射線技師は、患者様を第一に考え、不安を感じさせないよう日々業務に励んでいます。

放射線科とは

私たちはレントゲン撮影(一般撮影)をはじめ、CT検査、MR検査、X線TV検査、心臓カテーテル検査、マンモグラフィ検査など、主に医用放射線を使用する検査に従事しています。現在、検査画像は全てデジタル化になりPACSでの業務運用を行っています。
又、放射線科医師のもと、各科医師と緊密に連携して、早期診断・早期治療に役立つ最善の画像の提供に力を入れています。また、苦痛や不安などを感じさせないように患者さま第一に考え撮影するよう努力しています。  

業務体制

放射線科の構成

画像診断医
  • 常勤放射線科医:1名
  • 非常勤放射線科医:6名
  • 放射線技師:14名
  • 助手:1名
  • 計:22名(2020年7月時点)

設置機器

一般撮影装置(4台) 日立製作所社製 Radnext50
Konica ミノルタ社製 AeroDR(FPD)
SIEMENS社製 Ysio
CT装置 SIEMENS社製 SOMATOM Definition AS
GE社製 Revolution Frontier
MR装置 SIEMENS社製 magnetom Verio
骨密度装置 GE社製 PRODIGY Fuga-C
X線TV装置(2台) 日立製作所社製 meditates CREA
日立製作所社製 EXAVISTA
血管造影装置(心臓カテーテル) SIEMENS社製 Artis zeeBC
マンモグラフィ装置 SIEMENS社製 MAMMOMAT Inspiration
ポータブル装置 日立製作所社製 tiara airy
手術室Cアーム装置(2台) GE社製 OEC Brivo Essential
Philips社製 BV pulsera

月平均検査件数

  • CT検査:約700件
  • MRI検査:約200件
  • MMG検査:約150件
  • 心カテ検査:約30件
  • X線TV検査:約100件

検査の種類

1. 一般撮影

一般撮影(レントゲン撮影)検査は放射線を扱う検査の中では最も有名な検査であり、第一選択肢に入るほど重要な検査で主に胸部、腹部、骨や関節の状態を診るのに不可欠な検査です。
また手術室、病棟、診察室でも撮影できる移動式X線撮影装置(ポータブル撮影)での撮影も行っています。当院ではCR装置(デジタルX画像装置)からさらに低線量かつ高画質の画像を提供できるFPD装置(フラットパネルディテクター搭載X線画像装置)を導入しています。(写真参照)
従来の一般撮影ではX線写真(フィルム)を患者さまにお渡しし各診療科まで持って行っていましたが、現在はデジタル画像となりPACS(※注)に送信しすぐに各診療科で閲覧できます。FPD装置は撮影後、数秒で画像を確認でき患者さまの待ち時間を少なくし、また、ポータブル撮影ではPACSに送信する前に医師に確認でき迅速に対応できます。検査の際は、撮影部位に金属やプラスチック等の付いている物、湿布やカイロ等、身体に貼ってある物は診察する医師の妨げになり誤診につながる恐れもありますので着替えをお願いすることもあります。撮影部位によっては様々な方向から検査することもあり撮影回数が増えることもあります。

(※注)PACS:picture archiving and communication system(画像撮影装置から受信した画像データを保管、閲覧、管理するシステム)

FPD:Flat Panel Detector X線平面検出器

2. CT撮影

■CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)

X線を多方向から身体に照射し、コンピュータで解析する事により身体の内部を画像化する検査です。専用の画像解析ソフトを用いる事で、さまざまな角度からの断面図や立体的な3D画像を作成することも出来ます。

CT検査には造影剤を使う場合と使わない場合があります。検査時間は撮影する部位等により多少異なりますが、非造影検査で約15~10分、造影検査で15~30分です。
当院ではSiemens社製64列マルチスライスCT(SOMATOM Definition AS)が稼働しています。頭部・体幹部・四肢・冠動脈等のCT検査を行っています。
■単純CT検査(造影剤を使わない検査)
脳や肺の状態や骨折の有無などを調べることが出来ます。短時間で検査が終わるので患者様の負担も少ない検査です。撮影した画像から3D画像を作成することも出来ます。

頭部単純CT

腹部単純CT

胸部単純CT(肺野)

手関節単純CT(3D画像)

■造影CT検査
造影剤というCT検査用の薬剤を用いる検査です。主に腕の静脈から造影剤を注射して検査を行います。 
造影CT検査では、単純CT検査では判別しにくい、血管の状態や構造、腫瘍性病変の有無などを調べる事ができます。

胸部造影CT

腹部造影CT

肺動脈造影CT
(冠状断MPR)

脊髄腔造影CT
(矢状断MPR)

■心臓CT検査

心臓造影CT

造影剤を使用して心臓の状態や機能を調べる検査です。主に心臓の筋肉を栄養している冠動脈の状態を検査します。狭心症や心筋梗塞の早期発見に有効な検査です。
心臓の動きに合わせて撮影を行うため、撮影時に心電図モニターを胸部に装着して撮影を行います。

VR像
(クリックで動画再生)

VR像
(クリックで動画再生)

VR像
(クリックで動画再生)

3. MRI検査

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴)の略で、非常に強い磁石の力と電波を利用するので、放射線による被ばくはありません。全身の様々な部位の検査が可能で、目的により造影剤を使用する事もありますが、血管などは造影剤を使用することなく描出することができます(MRA)。
当院ではトンネル幅70cmの大口径、最上位機種である3テスラ(磁石の強さの単位)MR装置Siemens社製(MAGNETOM Verio)を使用しています。
脳ドックでも撮像する頭部MRAは、1.5テスラに比べS/N(信号とノイズの比)の向上もあり、細い血管まで描出が可能になっています。
検査時間が他の放射線検査と違い一回の検査で30分前後かかります。また体の動きに非常に弱く、動いてしまうと、検査時間が伸びてしまいます。
また、強い磁場の影響で、検査室内に金属類を持ち込めず、発熱する成分を含んだものを身に着けたままでは検査が出来ません。

MAGNETOM Verio

頭部MRA

■MRI検査注意事項
検査を受けられない患者様
  • ペースメーカーを埋め込んでいる方
  • 可動型義眼を装着している方
  • 人工内耳を埋め込んでいる方
  • 脊髄電気刺激装置を使用している方
検査を受けられない可能性のある患者様
  • 脳動脈瘤手術で磁性体クリップを入れている方
  • 狭いところが苦手な方
  • 体内に金属を埋め込んでいる方
  • 刺青をいれている方
(注)その他にも検査が行えない場合がございます。ご不明な点がございましたら、放射線科までお問い合わせください。
発熱のおそれがあるもの
  • カラーコンタクト
  • 化粧
  • 吸湿発熱素材のもの

4. 心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査とは循環器内科医師が手首や肘、足の付け根から血管にカテーテルという細い管を入れ造影を行い直接、心臓の血管を見る検査を行います。
また、そこで血管が狭搾、閉塞していた場合、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を行い治療します。他にもペースメーカー挿入術や四肢PTA(経皮的血管拡張術)も行っています。
PCIは、狭くなった心臓の血管(冠動脈)までワイヤーを進めて治療します。先端に風船のようなものがついた管(バルーンカテーテル)を膨らませ血管を広げ、さらにステントという小さな網目状の金属の筒を血管内に置くことで血管が広がった状態を保持することが出来ます。
当院の心臓カテーテル室では医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師が心カテチームとして患者様の検査・治療に携わります。装置はSiemens社のバイプレーンシステムを使用しています。
当院では年間約400件の検査・治療を行っています。また365日24時間体制で緊急時にも対応しています。

5. マンモグラフィ検査

マンモグラフィとは、乳房のX線撮影です。        
この検査ではしこりとして触れることができないような早期の乳がんも、白い点のように見える石灰化病変として見つけることができます。
当院ではデジタルマンモグラフィ装置(シーメンス社製 MAMMOMAT Inspiration)を導入しており、患者様が出来る限り快適な検査を受けられるように工夫されています。
また、直接変換方式のフラットパネルディテクタを採用することで従来の装置より少ない被ばくで質の高い画像を撮影することができます。
■検査内容
撮影は上半身に何もつけない状態で行います。撮影技師ができるだけ乳房を引きのばしながら、二枚の板で挟み圧迫したところで撮影します。圧迫することで、病変が描出されやすくなり、被ばく量も少なくすることができます。左右の乳房を上下方向と斜め方向の2方向から合計4回撮影を行います。検査は説明等も含めて15分ほどで終了します。
なお、当院では検診マンモグラフィ撮影認定を有する女性技師が撮影を行っています。

マンモグラフィに写し出される石灰化

マンモグラフィに写し出される石灰化

乳がんにかかる人は年々増加しています。乳がんは早期に発見すれば約90%の人が治りますが、早期の乳がんには自覚症状がなく触ってもわからないため画像診断でないと見つけることができません。そのため、自覚症状がないうちの定期的な検診が重要です。
マンモグラフィ検査について不明な点や不安なことがありましたら、お気軽にお尋ねください。

6. TV検査

X線テレビ装置とはX線を用いて体内を透視し、その様子をリアルタイムで観察し、最適なタイミングの画像を撮影する検査です。
当院では2台のX線TV検査装置 日立社製(medites CREA)、日立社製(EXAVISTA)を導入しています。
■胃・大腸のバリウム検査
胃は口からバリウムと発泡剤(炭酸ガス)を飲んで、大腸は肛門からチューブを入れて、大腸内にバリウムと空気を注入していきます。胃のバリウム検査と同様に寝台の上で患者さんにグルグルと回転していただいて、大腸をさまざまな角度から撮影し、大腸の形や壁の様子を観察していきます。

■外科系透視検査
エコー下での経皮的胆嚢・胆管チューブの挿入や交換。腸閉塞の減圧を目的としたイレウスチューブの挿入。

■腹部アンギオ
大腿鼠径部の血管からカテーテルと呼ばれる管を挿入し血管の走行に沿って進めていき、目的部位(肝臓など)に達したところで、血管を撮影するために造影剤を流し、目的部位を撮影することで、腫瘍を栄養している血管を認識し検査・治療することができます。

■脊髄腔造影(ミエログラフィー)
脊髄腔に造影剤を注入し、体位を変換しながら造影剤を脊髄腔内で移動させて、その流れを透視で観察し、脊柱管内の神経組織の圧迫や狭窄の位置や程度を確認します。

■膀胱・尿道造影
尿道より逆行性に造影剤注入しながら透視で確認し、最適なタイミングで撮影します。

7. 骨密度検査

骨がもろくなっているかどうかを知る指標として代表的な「骨密度」を測定するのがこの検査です。 当院ではHologic社製Discoveryを導入しDEXA法(※注1)で骨密度の測定を行っています。

平成25年度に厚生労働省が調査した「介護や支援が必要となった主な原因」では脳疾患、認知症、 高齢による衰弱についで骨折・転倒が四位にあり10.9%を占めています。健康で自立した生活を送 れる期間「健康寿命」をのばすには骨を健康に保つことが必要になりますので、骨粗しょう症の予防、 早期発見・治療が重要となります。

(※注1)DEXA法とはDual Energy X-ray Absorptiometryの略で二種類の異なるエネルギーのX線を用いて骨と軟部組織を区別して骨密度を測定するという方法で測定精度が高いだけではなく被ばく線量を最低限に抑えられ、骨密度測定のスタンダードとなっています。

Hologic Discovery

当院では骨折しやすいとされている腰椎と大腿骨近位部の骨密度測定を行っております。検査時間は10分ほどで患者様には検査着に着替えていただいてからじっと寝てもらうだけの検査になります。検査後、患者様には図2のような測定結果をお渡ししています。この結果には骨密度、若い人と比較した値、同年代と比較した値の3つが記載されています。一般に若い人と比較した値が70%未満であった場合骨粗しょう症が疑われます。

8. 放射線科読影(モニター診断)

身体の中の状態を調べることが出来る画像診断は、現在必要不可欠となっています。
各診療科の医師から依頼を受けて、必要部位の画像を撮影し、画像診断の専門医が高精細モニターで診断しています。  各部署には電子カルテがあり、画像管理システム(PACS)と連動しています。
画像管理システム(PACS)から、医用デジタル画像データ(DICOM)と画像診断結果を閲覧が可能です。その画像診断結果は、各診療科の医師の所見とともに診療に活かされています。
■高精細モニター診断システム

PACS;Picture Archiving and Communication System
画像撮影装置から受信した画像データを保管、閲覧、管理するシステム

DICOM;Digital Imaging and Communication in Medicine
医用画像の標準的なネットワーク環境に適応した規格
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