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院長あいさつ


日頃は地域の皆様から南多摩病院に温かいご理解とご支援を賜り、誠に有難うございます。
当院は東京都指定の二次救急医療機関であり、急性期病院の立場から、医療法人社団永生会が目指す“街づくり、人づくり、想い出づくり”に、日々取り組んでおります。

当院では2020年1月の新型コロナパンデミック発生から5年以上の長きに渡り、全職員が一丸となって新型コロナウイルス感染症と闘って参りました。そして、コロナ禍の厳しい環境下にあっても、“諦めない急性期医療”、“断らない二次救急医療”をモットーに、救急患者受入体制を堅持すると共に、病院救急車の24時間365日運用体制を確保して、在宅或いは施設入所中の高齢救急患者搬送や病院間患者搬送を行っております。

病院救急車は高齢救急患者を住み慣れた地域で支えるといった地域包括ケアシステムの充実への貢献と共に、消防救急の負担を軽減する事を明らかにして参りました。2025年4月からは、東京都の補助を受けて購入した新しい病院救急車も稼働を開始致しますので、今後もスタッフを増員して病院救急車の運用を促進すると共に、地域包括ケアにおけるモバイルER (ERmo)の利活用につきましても検討を進めて参ります。

 また、地域密着型病院が提供する在宅療養支援の重要性が指摘されていますので、訪問診療部の体制を維持すると共に、八王子市内の医療・介護システムと緊密に連携し、地域の皆様が、いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らし、“ときどき入院、ほぼ在宅”を達成出来るよう、引き続き取り組んで参ります。

更に、昨年1月1日に発生した能登半島地震災害に際しては、1月2日の夕方から全日本病院医療支援班(AMAT)第1陣を被災地に派遣しました。過酷な道路交通環境の中、隊員は被災状況や医療ニーズの把握に努めると共に、災害対策本部会議に参加し、スタッフの疲弊が極限に達していた病院の夜間診療業務を担当し、地域の災害医療を支援させて頂きました。その後も、AMAT第2陣、災害リハビリテーション支援チーム(JRAT)、日本医師会救急災害医療班(JMAT)のメンバーとして、2月17日まで能登半島の災害医療支援活動を継続致しました。

さて、2024年9月2日、医療法人社団永生会の7つ目のクリニックとなる南多摩病院附属クリニックが、道を隔てた反対側にオープンしました。現在は小児科の外来診療やワクチン接種を中心に診療を行っておりますが、地域の医療ニーズを踏まえ、さまざまな可能性にチャレンジして行きたいと考えております。

南多摩病院では引き続き、八王子市、八王子市医師会、八王子市内の医療・介護関連施設、八王子消防署の皆様と緊密に連携し、地域急性期病院としての役割をしっかり果たして参ります。
今後も南多摩病院に変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

令和7年(2025年)4月


医療法人社団永生会
南多摩病院 院長
益子 邦洋
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