【ゆるっと薬剤師コラム】vol.2 療養病棟の薬剤師

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Vol.2 療養療養病棟の薬剤師（業務・やりがい・当院の特色) （PDF ファイル 0.45MB）

医療療養病棟での業務内容

医療療養病棟は、複数の病気を抱えたり長期間入院している患者さんが多くいるため、薬剤師が薬物療法の見直しを行い、薬剤の適正使用をサポートしやすい病棟です。

ポリファーマシーの管理

高齢者は加齢に伴い、身体のさまざまな機能が低下します。
そのため、薬の副作用が現れるリスクが高くなります。身体機能の低下を考慮して、処方内容を見直すことが重要です。また、多くの高齢者は複数の薬を服用しているため、薬の相互作用を確認し副作用のリスクを低く抑えるよう調整を行います。
医療療養病棟では、薬物治療にじっくり向き合い、患者さんの状態に合わせた薬物管理を行うことができます。

※ポリファーマシーとは
多くの薬（5,6種類以上）を飲んでいるために、薬の飲み合わせや副作用、飲み間違いなどのリスクが高まっている状態のことを言います。

退院に向けて処方調整の提案

服薬回数を減らしたり、症状が治った薬を中止したり、薬の管理方法を工夫することで、ご本人や介助者の負担を減らすように処方調整の提案を行います。
また、退院後に薬局などと情報共有できるよう、病院での治療経過や処方変更の理由を記載した薬剤管理サマリーを発行し、退院後もスムーズに治療が継続できるようにしています。

薬剤師としてのやりがい

処方提案によるチーム医療への貢献

多職種と協力しながら、最適な薬物治療法を提案することで、患者さんの状態が改善する過程に関わることができます。
患者さんの体調が改善する様子を見ることができるのは、やりがいを感じる瞬間です。

みなみ野病院の特色

患者さんにとって最適な治療を提供するための協力体制がしっかりしており、多職種で積極的に意見交換や情報共有が行いやすい環境です。
各専門職の強みを活かして患者さんの回復をサポートできる点に、チームワークの良さを感じられます。