【リハ科ブログ】FIM院内勉強会を開催しました~より正確なADL評価を目指して~
患者さんの日常生活動作(ADL)を客観的に評価することは、リハビリテーションを進めるうえでとても重要です。
その代表的な評価指標の一つが、FIM(機能的自立度評価法)です。
FIMでは、食事や着替え、移動、排泄、コミュニケーションなどについて、
「実際の生活の中でどの程度自分で行えているか」「どの程度の介助が必要か」を共通の基準で評価します。
また、FIMは現在のADLを評価するだけでなく、退院時の機能的自立度などを予測する研究や効果判定などにも活用されています。
当院からも、入院時のFIMなどを用いて退院時のFIMを予測する研究¹⁾を報告しており、
現在は運動器疾患におけるリハビリテーション頻度とFIM改善度との関連についても研究を進めています²⁾。
このようにFIMは、日々の臨床だけでなく、リハビリテーション研究にも活用されています。
みなみ野病院では、毎年リハビリテーションスタッフがFIM講習会を受講し、その内容を院内勉強会で共有しています。
今年度はPT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)から各1名、計3名が講習会に参加しました。
院内勉強会は8月20日と9月17日の2回開催しました。
両日ともに約30名が参加し、セルフケア、排泄コントロール、入浴時の移乗について、
FIM講習会を受講した4年目の作業療法士が講師を担当しました。
基本的な採点方法に加え、実際の臨床で判断に迷いやすい場面についても解説しました。
質疑応答では、「身体的には自分でできても、ご本人の希望で介助している場合はどう評価するのか」
「自助具を使用している場合はどう考えるのか」など、日々の臨床に即した質問が挙がりました。
勉強会後には、「採点基準を改めて確認できてよかった」「本人が自分でやってみようと思える関わり方も大切だと感じた」
といった感想も寄せられました。
FIMを正しく評価する目的は、単に点数をつけることではありません。
患者さんが実際の生活で何ができ、どこに支援が必要なのかを共通の視点で捉え、
より良いリハビリテーションにつなげることが大切です。
今後も継続した研修や勉強会を通して評価の精度を高め、日々のリハビリテーションに活かしてまいります。
その代表的な評価指標の一つが、FIM(機能的自立度評価法)です。
FIMでは、食事や着替え、移動、排泄、コミュニケーションなどについて、
「実際の生活の中でどの程度自分で行えているか」「どの程度の介助が必要か」を共通の基準で評価します。
また、FIMは現在のADLを評価するだけでなく、退院時の機能的自立度などを予測する研究や効果判定などにも活用されています。
当院からも、入院時のFIMなどを用いて退院時のFIMを予測する研究¹⁾を報告しており、
現在は運動器疾患におけるリハビリテーション頻度とFIM改善度との関連についても研究を進めています²⁾。
このようにFIMは、日々の臨床だけでなく、リハビリテーション研究にも活用されています。
みなみ野病院では、毎年リハビリテーションスタッフがFIM講習会を受講し、その内容を院内勉強会で共有しています。
今年度はPT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)から各1名、計3名が講習会に参加しました。
院内勉強会は8月20日と9月17日の2回開催しました。
両日ともに約30名が参加し、セルフケア、排泄コントロール、入浴時の移乗について、
FIM講習会を受講した4年目の作業療法士が講師を担当しました。
基本的な採点方法に加え、実際の臨床で判断に迷いやすい場面についても解説しました。
質疑応答では、「身体的には自分でできても、ご本人の希望で介助している場合はどう評価するのか」
「自助具を使用している場合はどう考えるのか」など、日々の臨床に即した質問が挙がりました。
勉強会後には、「採点基準を改めて確認できてよかった」「本人が自分でやってみようと思える関わり方も大切だと感じた」
といった感想も寄せられました。
FIMを正しく評価する目的は、単に点数をつけることではありません。
患者さんが実際の生活で何ができ、どこに支援が必要なのかを共通の視点で捉え、
より良いリハビリテーションにつなげることが大切です。
今後も継続した研修や勉強会を通して評価の精度を高め、日々のリハビリテーションに活かしてまいります。

参考文献
1)荒尾雅文, 金森宏, 鬼塚俊朗, 野本達哉, 今村安秀, 他. 回復期リハビリテーション病棟の退院時FIMは入院時FIMでどの程度予測可能か?―重回帰分析と交差妥当性による検討―. Jpn J Rehabil Med. 2024;61:1102–1109.
2)金森宏, 荒尾雅文, 鬼塚俊朗, 野本達哉, 今村安秀, 他. 回復期リハビリテーション病棟における2023年度および2024年度の運動器疾患入院患者を対象としたFIMおよびリハビリ実施単位数の比較分析:診療報酬改定(運動器6単位制限)の影響を考慮した検討. Japanese Journal of Comprehensive Rehabilitation Science. 投稿中.
1)荒尾雅文, 金森宏, 鬼塚俊朗, 野本達哉, 今村安秀, 他. 回復期リハビリテーション病棟の退院時FIMは入院時FIMでどの程度予測可能か?―重回帰分析と交差妥当性による検討―. Jpn J Rehabil Med. 2024;61:1102–1109.
2)金森宏, 荒尾雅文, 鬼塚俊朗, 野本達哉, 今村安秀, 他. 回復期リハビリテーション病棟における2023年度および2024年度の運動器疾患入院患者を対象としたFIMおよびリハビリ実施単位数の比較分析:診療報酬改定(運動器6単位制限)の影響を考慮した検討. Japanese Journal of Comprehensive Rehabilitation Science. 投稿中.