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「災害対応力向上研修会」を実施しました


令和元年11月29日、当院8階大会議室において災害対応力向上研修会を実施しました。

この研修会は東京都立広尾病院(以下、広尾病院)減災対策支援室が定期的に実施しているものです。広尾病院が研修場所を募集した今年5月、当院が引き受ける意向を表明したことで、出張研修先として当院が選定されました。
広尾病院には、東京都の基幹災害拠点病院として、都内の様々な病院における減災対策を 推進すると共に、減災対策を担える人材の育成を行うことを目的として、「減災対策支援室」 が設置されています。

今回、講師を務められた中島 康先生は、平成14年より12年間、広尾病院救命救急センターで勤務される一方、減災対策支援室の災害対応スペシャリストとして、災害対応ツールの開発や普及など、様々な方面で活躍しておられます。 この日の研修参加者は広尾病院が募集した東京区部の大学病院や都立病院等の中核医療機関の他、神奈川県や千葉県内の医療機関からの参加もありました。一方、当院の募集により、八王子市内救急病院の多くの医療職をはじめ、市役所や消防署など防災行政機関からの参加もありました。当院からは医 師、看護師の他、臨床検査技師などコメディカル部門や事務部門から40名を超える参加者があり、職員の防災に対する意識の高さをアピールすることも出来ました。
研修の主なテーマは、先般の度重なる台風や記録的大雨により日本各地で広域的な洪水被害が発生したことを踏まえ、タイムリーなテーマとして水害を取り上げ、日常業務の中でどういった点に着目して準備しておくべきか、災害時に優先して継続すべき仕事は何かなど、水害と業務継続をテーマに演習を交えて学習しました。
7名から8名のグループを8班作り、其々の班には様々な意見を上手く舵取りして取り纏め、アドバイスを与えるファシリテータを配置しました。

グループ討議では、「水害」に遭うと何が起きるか、課題や当座の対処方法は何かについて意見を出し合いました。災害が発生した時は勿論のこと、日常的な災害への備えが大切であり、被害を予測して準備しておくことが被害軽減に役立つことから、予めどのような方策やイメージを持っていることが重要であるかを参加者で共有しました。
今回の研修を受けて、職員が有する災害イメージ、活動イメージの乏しさが災害対応能力の阻害要因とならないよう、今後も引き続き様々な機会を捉えて災害対応能力の向上に努め、地域医療を支えて参ります。

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