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4つの病院機能

緩和ケア病棟

がんをはじめとした病気に直面した方が、少しでも満足のいく生活ができるよう、多職種の専門職がチームでサポートする病棟です。

  • 痛みのコントロール
  • 吐き気など、痛み以外の症状緩和
  • こころの悩み
  • 経済的な不安
  • 自宅で過ごしたい

などのご希望・ご要望に対し、多職種の緩和ケアのプロフェッショナルが患者様・ご家族の悩みや不安をサポートし、患者様の「生き方」を支援します。

病院と家庭の中間的な場所として、患者様・ご家族と一緒に安らぐ環境があります

緩和ケア病棟では、できるだけ自宅に近い形で、ご家族や面会の方と過ごせる談話室やキッチンなど、ご自由に利用できる環境があります。またアロマセラピーや音楽療法など患者様に精神的な安定と潤いのある入院生活を提供します。

心身のつらさを和らげ、安心して快適にお過ごしいただけます

痛み、吐き気、不安や悩みなどの心身の苦痛を和らげるために医療チームで支えます。また、食事、入浴などの日常生活が心地よく満足できるようお手伝いします。症状が落ち着けば、ケアマネージャーと連携を図り、再度自宅療養が出来るようサポートします。

診療内容

• がんと診断された方、HIVに感染した方の症状緩和を行っていきます。
• 高度の腹水による苦しみを和らげる治療も行います。
• 外来では、入院前相談や心の悩みに対するカウンセリングも行なっています。
• 一旦入院された方も、ご希望に応じて自宅退院への支援を行います。

症状緩和

痛みのコントロール

痛みは我慢するものではありません。がんの痛み、あるいは治療によって生じる痛みや副作用は積極的に取り去ることを目標とします。

モルヒネを代表とする医療用麻薬(オピオイド)*1の使用によって社会復帰を目指します。
医療用麻薬に対する偏見*2はまだまだあります。しかし、医療用麻薬による痛み治療で、きちんと痛みがなくなれば退院して社会復帰することも十分可能です。
患者さんの痛みの状態に合わせて、医療用麻薬(オピオイド)NSAIDs*3ステロイド*4鎮痛補助薬*5などを使用し、最大限痛みをとっていきます。

嘔気・嘔吐

嘔気・嘔吐も原因に応じて対処法が異なります。オピオイド(医療用麻薬)が嘔気の原因となる場合、腸管運動が弱っている場合、あるいは腸が何らかの原因で閉塞している場合等、原因に応じて異なる薬剤を使用し改善を図ります。

便秘

寝て過ごすことが多くなるほど便秘気味になります。基本的には便が硬くなり、腸の動きが低下します。その対策として、便を柔らかくする薬や腸の動きを促す薬を使い便秘改善を図っていきます。

不眠

不眠にも種類があります。
1. 入眠障害(寝つけない)
2. 早期覚醒(一旦寝てもすぐに目がさめる)
3. 抑うつ症状によるもの
4. 不穏・せん妄を伴うもの
患者さんの症状に合わせて最も適した薬を用い不眠を解消していきます。

全身倦怠感

症状が進んでくると、痛みよりも「しんどさ」が生じてくることがあります。だるい、足が重い、体が落ち着かないといった様々な形をとります。
倦怠感に対してステロイドが有効です。その方の症状に合わせてステロイドの種類、量を調整していきます。

食欲不振

食欲不振も多くの患者さんに生じます。このような時「頑張って食べる」といったような精神論では対応不可能です。 栄養士とも相談し、できるだけ食べやすいよう工夫しながら患者さんが食べたいと思うものを一緒に考えていきます。

呼吸困難

呼吸困難の緩和は、緩和ケアにとって重要なものの一つです。
モルヒネをはじめとするオピオイド(医療用麻薬)は、呼吸困難の緩和に重要です。その他、ステロイドや不安薬などを用いて呼吸苦を軽減させていきます。

せん妄(混乱)

症状がすすむと多くの患者さんにせん妄が出現すると言われます。症状として、意識がぼんやりする、話の辻褄があわない、朝と夜を間違える、怒りっぽくなる、幻視や幻覚が生じる、などがあります。
脱水や、感染、貧血、薬剤などが原因で生じることもあり、適切な治療を行えば半数以上の患者さんで症状が改善すると言われています。

こころのケア

がんと診断された時、治療が長引く時など、様々な状況で不安やうつ状態になる方(患者さん・家族)は決して珍しくありません。

• 気分が落ち込んで、何もする気になれない
• イライラして落ち着かない
• 眠れない
• 孤独感

など様々な心の悩みに対して、病棟スタッフがご相談に応じます。また、当院では看護師僧侶*6も対応にあたります。

入院のご相談

ボランティア募集

みなみ野病院では、患者様により快適でぬくもりや安らぎのある入院生活を送っていただくためにボランティア活動をしていただける方を募集いたします。
ボランティア活動にご興味がある方はお気軽にご連絡ください。

      → 詳細はこちら

 

お問い合わせ先

みなみ野病院(代表) TEL.042-632-8118

入棟基準・退棟基準

当院の緩和ケア病棟への入棟・退棟は以下の基準に則り、症状や患者様への状況を踏まえて判断いたします。

みなみ野病院 緩和ケア病棟 入棟・退棟基準

入棟基準

当院の緩和ケア病棟への入棟は、原則として以下の各項目すべてに該当する患者様を対象といたします。

  1. 患者様ご自身とご家族様が、緩和ケア病棟の方針ならびにどのような目的で入棟されるかをご理解頂いた上で入棟を希望している。また病状によって患者様ご自身の意思を伝えることができない場合は、患者様の意思を代弁できる家族が入院を希望している。
  2. 悪性腫瘍、もしくは後天性免疫不全症候群のいずれかの診断を受けており、その疾患に対する治療を行うことが困難な状態、またはそれらに対する治療を希望していない。
  3. 上記疾患により何らかの身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛があり、緩和ケア治療が医学的に必要と判断されている。
  4. 患者様ご自身およびご家族様が心臓マッサージや人工呼吸、昇圧剤などの延命処置は行わないことにご理解、ご納得頂いている。
  5. 患者様ご自身とご家族様が、病名・症状をご理解頂いている。また患者様ご自身が病状を十分に知らされていない場合でも、患者様ご自身が説明を希望された時は、必要に応じて真実をお伝えしてもよいと意思決定代理人(※)が同意している。

退棟基準

当院の緩和ケア病棟からの退棟は、以下の退棟基準に則り、症状や患者様への状況を踏まえて退院または転退棟の判断を致します。

  1. 患者様ご自身およびご家族様が、退院を希望された場合。
  2. 入院後、緩和ケアにより苦痛が和らぎ、自宅や施設での生活が可能であることを、患者様ご自身とご家族様、そして院内多職種のチームで判断された場合。
  3. 症状が安定し、緩和ケア専門病棟でのケアが必ずしも必要でなくなった場合。
  4. 精神科領域を含む専門性の高い治療、または侵襲性の高い治療や処置が必要になった場合。
  5. 上記に示した緩和ケア病棟の入棟基準に対して、ご本人様またはご家族様の理解と協力が得られなくなった場合。

病棟・病室

  • 個室

    天気の良い日は富士山が一望できます。

  • 特別室

    小上がりの和室と大容量のクローゼットを完備

  • 談話室

    コーヒーの提供やピアノ演奏などのイベントも行います。

  • キッチン

    ご家族とゆったりとしたひと時が過ごせます。

  • 家族室

    ご家族や面会の方のご宿泊の場として使用できます。