第7回八王子中部在宅医療・介護研究会を開催しました|イベントレポート
5月15日(木)に永生会と数井クリニックが事務局を務めている「八王子中部在宅医療・介護研究会」が開催されました。
研究会の様子と少しだけ内容をご紹介していきます!
研究会の様子と少しだけ内容をご紹介していきます!
八王子中部在宅医療・介護研究会とは
永生会と数井クリニックほか、各専門職が事務局を務めている「八王子中部在宅医療・介護研究会」は、八王子市中部の在宅医療・介護を支える専門職向けの勉強会です。
在宅医療・介護に関わるあらゆる職種の方が参加し、悩みや症例などを共有し一緒に考えていくことで、医療・介護の質を高めていくことを目的に開催されています。
年2回程で不定期開催しており、回を重ねるごとに参加者が増え、今回は100名もの方に参加いただきました。
在宅医療・介護に関わるあらゆる職種の方が参加し、悩みや症例などを共有し一緒に考えていくことで、医療・介護の質を高めていくことを目的に開催されています。
年2回程で不定期開催しており、回を重ねるごとに参加者が増え、今回は100名もの方に参加いただきました。
心臓疾患と在宅医療
第7回目の開催のテーマは「日常のリスクと向き合っているあなたへ〜心臓が悪い人の活動を考えよう〜」
心臓疾患を患っていたり心臓が弱っていたりする患者さん・利用者さんとの向き合い方を学ぶため、八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニックの二階堂 暁 院長に講演いただき、心臓疾患の知識を深め、症状に合わせてどのようなリハビリテーションやケアが有効なのかを解説していただきました。
心臓疾患を患っていたり心臓が弱っていたりする患者さん・利用者さんとの向き合い方を学ぶため、八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニックの二階堂 暁 院長に講演いただき、心臓疾患の知識を深め、症状に合わせてどのようなリハビリテーションやケアが有効なのかを解説していただきました。
多職種で行うグループワーク
講演の後は、グループワークを行います。参加者は職種がバラバラになるようにグループ分けを行い、具体的な症例と在宅ケアをするなかでよく浮かぶ疑問をもとに、どのような在宅ケアが適切かを検討していきました。検討中の疑問や質問には二階堂 院長に回答いただきました。
出題された疑問は「この人、入浴させてもいいですか?」心不全をおこし2ヶ月前に入院していた女性で、現在はデイサービスを利用しながら在宅復帰をしているという症例でした。二階堂 院長から具体的なバイタルや心機能、内服薬などが説明され、グループワークスタート!
出題された疑問は「この人、入浴させてもいいですか?」心不全をおこし2ヶ月前に入院していた女性で、現在はデイサービスを利用しながら在宅復帰をしているという症例でした。二階堂 院長から具体的なバイタルや心機能、内服薬などが説明され、グループワークスタート!
それぞれの班はすぐに話し合いを始め、会場は一気に活気があふれました。見知らぬ相手同士でなかなか会話が始まらないかもという事務局の心配をよそに、それぞれの考えや体験を交えながら、膝を突き合わせて熱心に意見交換する様子は印象的で、参加されたみなさんの在宅ケアに対する想いの強さを感じられる瞬間でした。
挙げられている患者さん像はどうも高血圧気味「高血圧の方の入浴はできない」「医師の指示がないと…」と悩む声を聞いて、二階堂 院長から新たに疑問が呈されます。
「高血圧だと入浴させてはいけないのは、どうしてですか?」
二階堂 院長の質問に、うむむと唸る人もうんうんと頷く人も。さまざまな考えや常識が各班の中でも複数上がっていることがわかります。職種や立場が異なるからこその考えのギャップを埋めるように、さまざまな意見が飛び交い続けました
「高血圧だと入浴させてはいけないのは、どうしてですか?」
二階堂 院長の質問に、うむむと唸る人もうんうんと頷く人も。さまざまな考えや常識が各班の中でも複数上がっていることがわかります。職種や立場が異なるからこその考えのギャップを埋めるように、さまざまな意見が飛び交い続けました