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永生病院【医療療養病棟・精神科病棟・介護医療院の患者さん作品展】


4月4・5日の2日間にわたり、永生病院内で患者さん作品展を行いました。

病院内の一角に医療療養病棟・精神科病棟・介護医療院に入院・入所中の患者さんの作品を展示した場所を作り、出品した病棟の患者さん・スタッフはもちろんのこと、他病棟の患者さんやスタッフまで多数の方にご来場いただきました。

作品はリハビリテーションの一環として作成したもので、塗り絵・書道・詩・短歌・編み物・粘土細工・紙細工・張り子などとても幅広く、1名で制作した作品から複数名での合作などたくさんの作品が出品されました。

作品には、作品名・作者名に加えて作者コメントとして作品への想いも書いていただきました。

作品の中にはご自身の想いをつづったものもあり、来場した患者さんは「患者にしか分からない気持ちだね」「なんでこんな病気になったんだって思うこともあるけど、こういうの見ると勇気がもらえるね」など、それぞれの想いを噛みしめながら鑑賞されていました。
また、スタッフにとっても、普段は聞くことのない患者さんの想いを知る機会になりました。

病気の方や長期入院中の方は、社会とのつながりが少なくなりがちです。しかし、社会とのつながりは生きていく動機づけにもつながる大切なものです。他者から注目されたり褒められたりする機会により自信や意欲・生きていく力を取り戻していただきたいと考え、このような機会を作りました。

今回の作品展をきっかけに「こんなに褒めてもらえたら、まだまだ作らないとね!」「そろそろ止めようかと思ってたけど、やっぱりやるよ!」などさらなる製作意欲を持たれた作者(患者さん)も多かったようです。

他の病棟の患者さん・スタッフからも「完成度がすごい!」「いろいろあって見ごたえがあった」などたくさんのご感想をいただき、作品による「つながり」「感動」などを実感した2日間となりました。
今回の作品展では、それらの「つながり」「感動」などを通じて私たちスタッフも元気をいただいたような気がしています。

この作品展は今回が初めての開催でしたが、今後も定期的に開催していく予定です。

リハビリテーションは日本語で「全人的復権」と訳され、「その方らしさ」「人間らしさ」を取り戻すという意味を持ちます。今後もその方らしくいられる作業や環境を提供し、当法人の理念の「人づくり」「想い出づくり」を体現してきます!