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【南多摩病院】学会発表報告 ~作業療法士の視点を活かした退院支援の新たな取り組み~


7月11日(土)に開催された第12回地域包括ケア推進病棟研究大会において、当院の作業療法士が症例報告を行いました。

発表演題は、「地域包括ケア病床における専従作業療法士の入床評価を契機とした早期自宅退院の一症例」です。

OTだからこそ見える「生活」に着目した退院支援

当院では、地域包括ケア病床に専従する作業療法士(OT)が、入床したすべての患者さんを対象に評価を実施しています。
本症例では、生活課題を多職種で共有し、自宅環境を想定した動作練習や就労を見据えた応用的な練習、退院支援看護師との連携を進めることで、患者さんは早期の自宅退院を実現することができました。

他施設からも高い関心

質疑応答では、「専従OTが全患者の入床評価を行う体制」や、OTが主体となって退院支援へつなげる仕組みについて、多くの質問をいただきました。
特に、「身体機能の改善だけでなく、生活背景や退院後を見据えてOTが早期から介入する」という視点は、他施設ではまだ珍しい取り組みであり、多くの参加者から関心が寄せられました。

患者さんの生活を見据えたリハビリテーションを

地域包括ケア病床では、「歩けるようになること」がゴールではありません。
患者さんが安心して住み慣れた地域へ戻り、その人らしい生活を再開できるよう支援することが重要です。
南多摩病院リハビリテーション科では、PT・OT・STがそれぞれの専門性を活かしながら、多職種と連携し、一人ひとりの生活を見据えたリハビリテーションを提供しています。
今回の学会発表を通じて、当院の取り組みを全国へ発信できたことを大変嬉しく思います。今後もエビデンスに基づいた実践と学術活動を継続し、より質の高いリハビリテーションの提供に努めてまいります。